【神奈川県】頭の中の引き出し全部開いて解け!!
平成31年度 神奈川県立入試 数学
神奈川県 公立高校 入試過去問題 2020年度版 《過去6年分収録》 英語リスニング問題音声デーダウンロード+CD付 (Z14)
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大問7問、小問25問
山口県の入試と同じく問題数が多いですね。
作図がないのは珍しいなと思った。
山口県が基礎問題多めの文章量が多かったのに対して、こちらは発展問題もそこそこに必要な引き出しから、いかにスムーズに引き出せるかが勝負になりそう。
例えば大問4の関数の問題。
最後の面積の問題ですぐに「等積変形」が出てくるかが勝負ですね。
「関数と図形」で抑えなくてはいけないポイントってのはいくつかあって、そのうち「等積変形」は定番中の定番。
もちろん、引き出したあともいくつか計算処理はしなくてはいけない。
文章から必要な情報を抑えるのはもちろん、分数の計算は当たり前。 地味に比の処理もしなきゃいけない。
答えが選択肢式になっていることは唯一の救いだろうか。
出てきた数字が不安でも答えにたどり着けば安心できる。
どちらにせよ、簡単とは言えませんね。
続いてこちら。
いやぁ、こいつは面倒くさかった。まずルールをしっかり抑えるのが大変。
サイコロ2つ振った上に、カード5枚の中から取り除くだと?!
しかも取り出し方にルールがあって、そいつをちゃんと処理しなきゃいけない。
正直、効率良い方法なんてなくて、1つ1つ調べるのが最善の策といえる。
場合の数・確率で最も大切な考え「漏れなくダブりなく」
これを意識して神経使って調べなくちゃいけない。
これを試験時間50分のうち何分かで(10分かかると長い)
こりゃ大変。
そして地味に難しいのがこちら。
神奈川の攻略法の一つとして
大問1,2,3の小問集合でなるべく点数を稼ぐってのがあると思うんだけど、
その大問3の中にコイツがひょっこりあるわけ。
「平行線と線分比」「高さの等しい三角形の底辺の比」「中点連結定理」「相似な図形の面積比」「比の統一」「補助線」などなど、いろんな引き出しをいっぺんに引っ張ってこないと解けませんで。
何もしらないと面食らうよね。これ、上位校目指す以外の人なら捨てても構わないと思う。
だいたいこれどうやって学校で習うんだ、、、ってなるわけで
神奈川県の上位校を狙う場合、ノウハウたっぷり持ってる学習塾に通う子が有利という状況が起こり得そう。
こういった問題を解けるようになりたいのであれば、必要な知識を体系的に整理していくことがどうしても必要です。
例えば関数であれば「等積変形」という一つのテーマに沿って、いろんな等積変形の問題を解いてみる、とかね。
9月末にはウチの塾でも「学校選択問題攻略講座」が始まりますが、
最終的にどんな問題が出ても対応する力を養うことを目的にやっていきますよ!
乞うご期待!