平成31年度 北海道立入試
北海道 公立高校入試過去問題 2020年度版《過去5年分収録》英語リスニング問題音声データダウンロード付 (Z1)
- 作者: 東京学参編集部
- 出版社/メーカー: 東京学参
- 発売日: 2019/07/18
- メディア: 単行本
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大問5つ、小問19
学校によって「学校裁量問題」を選ぶことが出来る。埼玉の学校選択問題と同じ。
入試の難易度としては標準的、埼玉よりも簡単。学校裁量も含めて。
内容も「入試のお手本か!」と言えるくらいの問題。奇抜なものはあまりない。
ちゃんと教科書内容を身につけて応用練習をしていれば対応する力はつく。
いやはや入試ってこうあるべきだよなぁと。
何でもそうだけど、正しく努力すれば正しく結果に現れるものであって欲しいよね。
ただ一つ、資料の活用に関してはかなりの良問。
資料の活用は「言葉の意味」を理解する事から始まるといっても過言ではない。
ここまで踏み込んで考えさせる問題も珍しいが、記述させるところも含めてちゃんと理解していないと取れない。
これはウチの生徒にもやらせてみたいなぁと思った。
余談だが
「資料の活用」といえば平成21年度から学習指導要領に新しく組み込まれた単元である。
(といっても昭和が終わるまでは中学2年生の内容としてあったが、平成元年度から廃止されていた。)
つまり、いま現役バリバリで数学を教えている世代は中学生の時に教わっていないわけで、
指導者自身が正しく理解していない可能性だって十分にあり得る。
教える側は「言葉の意味」なんて当然知ってなくちゃ。
もっと言うならそれらがどう活用されるかくらい知っておかなくちゃね。
その点、この問題はとても可能性を感じた。
埼玉で「資料の活用」は小問程度にしか出していないが、いずれ北海道と同じく出される可能性だって十分にありえる。
入試にほとんど出題されていない「有効数字や近似値」含めてね。