数学教師ASKのつぶやき

エイメイ学院の数学科です

ASKの好きな小説とセリフの話

ASKの好きな作家の一人に村上春樹がいます

 

 

どれくらい好きかって言うと

 

 

全作品を読むのはもちろん

 

 

特に気に入った作品は5回でも6回でも読み直すくらい好きで

 

 

その中でもノルウェイの森は1,2を争うレベルで好きなんです。

 

ノルウェイの森 (講談社文庫)

ノルウェイの森 (講談社文庫)

 

 

なんていうか、読んでいて落ち着くんですよね。

 

心が休まるというか。

 

 

さてそんなノルウェイの森ですが

 

 

作品の中に永沢さんという人物がいます。

 

 

永沢さんは物凄いカッコ良く、現実的で本質的なセリフを口にするんですね。

 

 

 

その中でも特にお気に入りのセリフが

 

永沢「俺の言う努力というのはそういうのじゃない。努力というのはもっと主体的に目的的になされるもののことだ」

主人公「たとえば就職が決って他のみんながホッとしている時にスペイン語の勉強を始めるとか、そういうことですね?」

永沢「そういうことだよ。俺は春までにスペイン語を完全にマスターする。英語とドイツ語とフランス語はもうできあがってるし、イタリア語もだいたいはできる。こういうのって努力なくしてできるか?」

 

 と。

 

 

 

カッコ良い、、、、!!

 

 

 

ハッとさせられますね。

 

 

他人がやっていないところで、自らが必要と感じ、主体的に行動する。

 

 

まさに「努力」ですね。

 

 

まぁ、この永沢さん、最後に出てくる時はハッピーと言える状態では無いのだけれど

 

 

それもまた良いんですね

 

 

完全無欠を目指しすぎることも、いろいろな物を犠牲にすることも、若さ故の過ち

 

 

人間臭さがあって良いなと。

 

 

完璧な人なんて存在しないんですよ。完璧な絶望が存在しないようにね。