数学教師ASKのつぶやき

エイメイ学院の数学科です

質問で最後まで食らいつくようになった3年生

嬉しく思ったことがひとつ

 

3年生がひとり質問してきた

 

その子はもともと勉強は得意ではない

 

1,2年生のころは、わからないところがあるとすぐに投げ出す

 

説明しても「わからない」と

 

 

 

しかし3年生になって

 

徐々に意識が変わってきた

 

姿勢も変わってきた

 

いまでは授業にしっかりと参加している

 

集中して「自分の実力を上げよう」という気持ちが伝わってくるようになった。

 

 

 

 

その子が今日数学の質問をしてきた

 

なかなか難易度の高い入試問題だった

 

ハッキリ言って

 

その子の実力を余裕で超えている問題だと思った

 

長いこと数学の先生をやっているので

 

生徒と問題の実力が合っているかはすぐわかる

 

 

 

 

でも最近の姿勢を見て、頑張っていることも知っていた

 

だから納得行くまで付き合った

 

正直

 

ASKの質問対応は易しくない

 

解き方は絶対に教えてくれないし、質問に質問で返される

 

だから途中で諦めてしまう可能性も考えられた

 

いつもならね

 

 

 

その子はちゃんと答えを出そうと食らいついてきた

 

答えを出したあとも「おー、、!!あってる!!」と喜んでいた

 

普通なら「なにこれ!ムズ!やりたくねー」とか言いそうなものなのに笑

 

うんうん

 

ちゃんと成長しているね、本当に嬉しい限り

 

 

 

 

話は戻るが

 

塾の先生って教科指導のプロだから

 

問題が生徒に合っているかはすぐに判断できる。長く見ていれば見るほどね。

 

「あー君はまだこの問題やらなくていいよ」

「こっちの問題のほうが点数に繋がりそうだね」

 

そんな事も言える

 

だけど決めつけちゃいけないよね

 

 

偏差値とか点数だけでは決して測れない部分が

 

その子が問題に対抗できるだけのやる気を生むって事も知っておかなくちゃね