自分が問題を解けることと、教える力は別次元。 - エイメイ学院・明成個別・女子専用Elena個別・EIMEI予備校 [教育学習塾グループ川上大樹]
問題を解く力と、教える力は別次元の力であると仰っています。
これは「自分が解けるようになる」か「教えた相手が解けるようになる」の違いだと思います。
「自分が解く」だけならば、どれだけ効率悪くてもいいし、なんなら答えに辿り着けばそれで良いわけです。
一方「相手が解けるようになる」ことがゴールの場合、難易度は天と地ほどの差です。
なにせ解くのは相手なのですから。
ということはですよ
自分が解けていることはもちろん、その解き方すべてに「そう考えた理由」がいるんですね。
相手が納得できるような理由がね。
ここを言語化できるかが力量の差です。生徒を伸ばすなら、これを意識しなくちゃいけません。
僕は解説を作るときに必ず意識していることがあります。
別解がないか
何を説明して、何をあえて説明しないか
どの言葉・どの順番で言えば自然に納得できるか。
これを相手のレベルに合わせて変えていきます。
だから相手の様子がわかる生の授業が一番説明しやすいわけです。
その際はめちゃくちゃ表情を見ます。
(あ、この子わかってないな、もっと細かく説明しよう)という感じで。
もちろん、長く見てきた生徒ほど、その子の理解度はよーくわかります。
問題のレベルが合っていないな、なんて事も思うわけです。
しかし、どんな子でも正しい手順を踏んで、頭を使う練習をしていければ
難問と呼ばれる問題でも突破できる境地に辿り着くと信じています。
そこに導いていけるように、僕自身も日々勉強しているのです。
最後に
僕が大学時代、最も肝に銘じていたお言葉を。
東大数学科教授、河東先生です。
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